2008年12月29日月曜日

29 Dec.2008









コラージュ作品「News week series / 29 Dec.2008 / 5 Jan.2009」制作

2008年12月26日金曜日

25 Dec.2008

上野の森美術館「レオナール・フジタ展」を観る。

23 Dec.2008

内藤廣「海の博物館」を観る。

展示の性質を熟知した建築と、建築の使い方をよく理解した展示物とがせめぎ合う、博物館としての理想的な姿があった。特に収蔵庫は圧巻。
地方都市のさらに奥地にあるためアクセスが困難だが、上野の「法隆寺宝物館」に並ぶ世界に誇るべき博物館だと思う。

2008年12月21日日曜日

20 Dec.2008









コラージュ作品「News week series / 22 Dec.2008」制作

なびす画廊「橋本倫展」
目黒区美術館「石内都 ひろしま/ヨコスカ」を観る。

“ひろしま”という記号の持つ、拭い去ることのできない強烈なイメージを感じられた。
数点の写真が天窓に向かって昇っていくような展示は、まるで記念碑のように見える。

2008年12月20日土曜日

19 Dec.2008

鳥羽の「伊良子清白邸計画」が動き出した。
木造二階建ての住居が再び伊勢湾を目指して船出する。



















2008年12月19日金曜日

18 Dec.2008

21_21 DESIGN SIGHT「吉岡徳仁 Second Nature」
ヒルサイドテラス「ヨーロッパ・アジア-パシフィック建築の潮流2008-2010」を観る。

しばらく建築の展示に金を払うのは控えようと思う。

2008年12月17日水曜日

15 Dec.2008

第三回《野外を行く詩学》研究会にて「不在の展示」を発表する。

伊藤哲夫/水田一征「哲学者の語る建築」を読み終える。

2008年12月13日土曜日

13 Dec.2008










コラージュ作品「News week series / 15 Dec.2008」制作

2008年12月8日月曜日

8 Dec.2008

堀邸にて「うつろひ」の設置に立ち会う。

構造計算不可能な曲線が木々の間の空隙を満たす。

若松均「明大前の長屋」
新宿ニコンサロン「平敷兼七写真展」を観る。

線路に向けて積まれたコンクリートブロックと、死者を火葬するために積まれたコンクリートブロックが鮮やかに対比していた。

2008年12月7日日曜日

7 Dec.2008









コラージュ作品「News week series / 8 Dec.2008」制作

谷川渥「廃墟の美学」を読み終える。

2008年12月6日土曜日

5 Dec.2008

多摩美術大学にて青木野枝氏と茶を飲み、平出隆氏らと開運を飲む。

2008年12月3日水曜日

1 Dec.2008

秋山画廊「前田哲明 Recent Work」を観る。

カフカ「カフカセレクションⅢ 異形/寓意」を読み終える。


磯崎新アトリエを退社し「大室移築アトリエ」を開く。

2008年11月30日日曜日

30 Nov.2008









コラージュ作品「News week series / 1 Dec.2008」制作

「横浜トリエンナーレ2008」を観る。

「所沢ビエンナーレ」では作品の8割に目が向いたが、「横浜」では作品の8割を流してしまった。
三渓園の展示はどれも印象に残ったが、何よりも三渓園そのものが素晴らしい。

カタログに載っている内藤礼の作品写真は見事。これだけでも2500円の価値がある。

帰宅してから、平田晃久氏の「イエノイエ」を見逃したことに気づいた。建築をやっている者としていかがなものか、と反省する。

29 Nov.2008

新宿・花園神社、酉の市の見世物小屋にて「蛇女」を観る。

平成の蛇女は芸の質が高かった。

2008年11月26日水曜日

26 Nov.2008

隈研吾「自然な建築」を読み終える。

彼の本は楽しく読める。

2008年11月24日月曜日

23 Nov.2008

国立西洋美術館「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」
東京芸大美術館「櫃田伸也:通り過ぎた風景展」
東京芸大美術館陳列館「片山和俊建築展 まちみちすまい」を観る。

どれも良い展示だったが、ハンマースホイ展は衝撃的。
人のいない室内画からは、記念碑の内部に無限に広がる“想起”のようなものが読み取れた。

2008年11月22日土曜日

22 Nov.2008









コラージュ作品「News week series / 24 Nov.2008」制作

ノエミ・レーモンド「白石邸」
鈴木了二「成城山耕雲寺」を観る。

対極に位置する二つの作品。
憧れるのは前者、好きなのは後者。

ドゥルス・グリューンバイン「墓碑銘」を読み終える。

この詩作はしばらく頭から離れず、引きずることになるだろう。

21 Nov.2008

アントニオ・タブッキ「遠い水平線」を読み終える。

2008年11月20日木曜日

19 Nov.2008

サントリー美術館「巨匠ピカソ 魂のポートレート」を観る。

アントニオ・タブッキ「レクイエム」を読み終える。

2008年11月16日日曜日

15 Nov.2008









コラージュ作品「News week series / 17 Nov.2008」制作

東京都写真美術館「on your body」
MOTT GALLERY「GENIUS FIELD」を観る。

作為的に見える写真はあまり好きではない。やるなら徹底的に「浅田家」ぐらいまでいってほしい。
先週の原美術館と比較して、改めて米田知子の力を確認できた。

きだみのる「気違い部落周遊紀行」を読み終える。

2008年11月14日金曜日

12 Nov.2008

秋山画廊「小林聡子 Soft Containers」を観る。

爽やかな色味の作品でありながら、不思議と秋山の雰囲気に合っていた。

2008年11月12日水曜日

11 Nov.2008

東京都美術館「フェルメール展」を観る。

フェルナンド・ペソア「ペソア詩集」を読み終える。

2008年11月9日日曜日

8 Nov.2008









コラージュ作品「News week series / 10 Nov.2008」制作

GA Gallery「GA JAPAN 2008」
秋山画廊「祖母井郁 眠ること 消えること」
原美術館「米田知子 終わりは始まり」を観る。

米田氏のまとまった作品を直に見るのは初めて。
高水準の写真、解説を含んだタイトル、観賞者に委ねられた想像力とが複雑に絡み合い、現実と真実の狭間で揺れ動きながら、感情の深いところまで到達する。素晴らしい展示だった。

2008年11月8日土曜日

7 Nov.2008

フェルナンド・ペソア「ポルトガルの海」を読み終える。

2008年11月5日水曜日

4 Nov.2008

ミラン・クンデラ「別れのワルツ」を読み終える。

2008年11月4日火曜日

3 Nov.2008

Gallery LYSTIC Aoyama「矢田部英正 デザイン展」
Moris gallery「松田昭一 表現される現在2008」を観る。

2008年11月2日日曜日

31 Oct.2008









コラージュ作品「News week series / 3 Nov.2008」制作

「アドルフ・ロース ミュラー邸」を読み終える。

2008年10月30日木曜日

29 Oct.2008

エドワード・ホール「かくれた次元」を読み終える。

2008年10月27日月曜日

26 Oct.2008









コラージュ作品「News week series / 27 Oct.2008」制作

旧坂本小学校「事の縁」を観る。

2008年10月26日日曜日

25 Oct.2008

中落合ギャラリー「伊佐治雄悟 Staple Life Installation」
林芙美子記念館
秋山画廊「高山登 遊殺ー2008」
ギャラリーハシモト「高山陽介展」を観る。

2008年10月23日木曜日

22 Oct.2008

パナソニック汐留ミュージアム「村野藤吾ー建築とインテリア」を観る。

ブルーノ・ゼーヴィ「空間としての建築(下)」を読み終える。

2008年10月20日月曜日

19 Oct.2008

ブルーノ・ゼーヴィ「空間としての建築(上)」を読み終える。

18 Oct.2008









コラージュ作品「News week series / 20 Oct.2008」制作

高木正勝「Homicevalo」を観る。

二つほどしか歳の離れていない作家による衝撃的な作品。

2008年10月18日土曜日

17 Oct.2008

ギャラリー間「安藤忠雄 建築展」を観る。

噂には聞いていたが「住吉の長屋」がまるごと展示されているのには度肝を抜かれた。

ジェフ・コリンズ「デリダ」を読み終える。

2008年10月14日火曜日

14 Oct.2008

クロード・パラン「斜めにのびる建築」を読み終える。

ヴィリリオはともかく、クロード・パランの著作が邦訳で読めるとは嬉しいかぎり。
何年経っても色褪せることのない刺激的な論文であった。

13 Oct.2008

上野の森美術館「Art of our time」を観る。

李禹煥の作品に魅せられた。

2008年10月13日月曜日

12 Oct.2008

原研哉「白」を読み終える。

この本を読むきっかけを作ってくれた“働きながら育てる作家”青木君に感謝したい。

2008年10月12日日曜日

11 Oct.2008









コラージュ作品「News week series / 13 Oct.2008」制作

世田谷美術館「ダニ・カラヴァン展」を観る。(2回目)
講演「丘・パサージュ・階段 -ベンヤミンへのオマージュをめぐって-」を聴講する。

ダニ・カラヴァン作品に注がれる視線は多様であり、彫刻的/建築的以外の見方に触れることができた。
その後、酒井館長、平出夫妻、石崎学芸員としばし会談。良い時間が過せた。

2008年10月11日土曜日

10 Oct.2008

秋山画廊「高山登 遊殺ー2008」を観る。

意味と発見に満ち溢れた作品。
作家に会い、墓や記念碑などについて話すことが出来た。考えていることが似ている気がする。

森山大道「犬の記憶」を読み終える。

2008年10月5日日曜日

5 Oct.2008









コラージュ作品「News week series / 6 Oct.2008」制作

李禹煥「余白の芸術」
伊良子清白「孔雀船」を読み終える。

2008年10月1日水曜日

30 Sep.2008

「REAR 彫刻2008」を読み終える。

2008年9月29日月曜日

29 Sep.2008









コラージュ作品「News week series / 29 Sep.2008」制作

国立新美術館「第72回 新制作展」を観る。

28 Sep.2008

ヒルサイドギャラリー「SDレビュー2008」
子規庵「糸瓜忌」を観る。

2008年9月28日日曜日

27 Sep.2008

山本現代「高木正勝展 イタコ」
奏楽堂「宮廷画家ゴヤは見た」を観る。

2008年9月26日金曜日

25 Sep.2008

カフカ「カフカセレクションⅡ 運動/拘束」を読み終える。

改訳されているため新鮮な気持ちで読み進めることができた。
また、以前読んだ時よりも建築の描写に目が向いた。

2008年9月22日月曜日

21 Sep.2008









コラージュ作品「News week series / 22 Sep.2008」制作

東京都現代美術館「パラレル・ワールド もうひとつの世界」を観る。

2008年9月21日日曜日

20 Sep.2008

ケンジタキギャラリー「横内賢太郎 新作展 Last night」を観る。

独特の世界観を展開する新作の数々。
多くの要素が重層しながら、ひとつの絵画へと向かっていく。

2008年9月20日土曜日

18 Sep.2008

山田修二「カメラマンからカワラマンへ」を読み終える。

2008年9月17日水曜日

15 Sep.2008

伊香保温泉街の裏手で山田修二と出くわす。
温泉旅館裏の寂れた小道を指差しながら「こういう所を観て歩け」との助言。一時間ほど単身裏道巡りを楽しむ。
高低差のある街は建物同士の間の隙間がとてつもなく深く、そして暗い。映画「コロッサル・ユース」の1シーンのような光景に出会えたことに感謝したい。

2008年9月16日火曜日

14 Sep.2008

ハラ ミュージアム アーク「觀海庵落成記念コレクション展-まなざしはときをこえて-」を観る。

素晴らしいコレクションの数々が展示室内の同居人達とせめぎ合いながらも一体的な空間を生み出す。庭園美術館のような建築ではないにも関わらず美術品と建築の距離が限りなく近い。現代美術館の名作として残されて欲しい。

「磯崎新氏の喜寿を祝う会」に出席。
伊香保の旅館での夜は忘れられない。名立たる建築家達がアーティストのそれと同等の宴を開いていた。カワラマン・山田修二の存在は皆の心に刻まれたことだろう。

2008年9月14日日曜日

13 Sep.2008










コラージュ作品「News week series / 15 Sep.2008」制作

カフカ「カフカセレクションⅠ 時空/認知」を読み終える。

2008年9月9日火曜日

7 Sep.2008

秋山画廊「中瀬康志 地平の器」
所沢ビエンナーレ・プレ展「引込線」を観る。

「引込線」には一線級の作家達の力強い作品が数多く展示されており、見応えがあった。やはりベテラン作家と若手作家との間には見えない線が存在している。

2008年9月7日日曜日

6 Sep.2008









コラージュ作品「News week series / 8 Sep.2008」制作

2008年9月1日月曜日

31 Aug.2008









コラージュ作品「News week series / 1 Sep.2008」制作

アンドレ・マルロー「王道」を読み終える。

世田谷美術館「ダニ・カラヴァン展」を観る。

スケールの大きな実物作品は無いものの充実した内容の展示。
図面と模型を使って何度も検討を繰り返し、観賞者のことを考えた空間を創りだしていた。
家族を連れて楽しそうに会場内を歩き回る姿や、オープニングでの彼の気さくな態度には感動した。作家としての憧れの姿である。

その後、会場で会った平出氏と作戦会議を練る。

2008年8月30日土曜日

27 Aug.2008

学生日本二位の作家と会談する。
彼女の作品から溢れ出てくるものは「私性」という名の「小さな社会性」
作品の性質と彼女の性格を珍しがり、現代っ子的な見方をしている人も多いようだが、まぎれもなく古いタイプの作家だと思った。
次のステップへの前進、または後進を楽しみにしている。

2008年8月29日金曜日

26 Aug.2008

ルイス・カーン「ルイス・カーン建築論集」を読み終える。

輸入元の会社が倒産したために、昨年より続く連作「News week series」の題材であるNews weekがなかなか手に入らない。
作品が止まることに恐怖を覚える日々を送っている。

2008年8月26日火曜日

24 Aug.2008

原美術館「アートスコープ2007/2008-存在を見つめて-」を観る。

展示の前にレストランに入りワイン一本を空ける。
ほろ酔いで観るのがちょうど良い作品だった。

2008年8月22日金曜日

21 Aug.2008

アルド・ロッシ「アルド・ロッシ自伝」を読み終える。

20 Aug.2008

ギャラリー間「卒業設計日本一展 2008」を観る。

オープニングでの目的は日本二位の作者との対話。
短い時間ながらも期待通りの面白さ。心底楽しめた。

2008年8月21日木曜日

19 Aug.2008

東京都庭園美術館「船越桂 夏の邸宅」を観る。

ホワイトキューブの在り方を問う展示。
豊穣で有機的な空間を生成する、作品と場所の相互関係には「住居としての美術館、住人としての作品」という言葉があてはまる。
昨年、NOAビルのギャラリーで観た展示同様、何度でも足を運びたくなる「100点」の空間であった。

2008年8月17日日曜日

16 Aug.2008









コラージュ作品「News week series / 18 Aug.2008 / 25 Aug.2008」制作

世田谷美術館「建築がみる夢 石山修武と12の物語」(2回目)
秋山画廊「鈴木繭子 ライト」を観る。

彼女の作品における空白の使い方は建築の参考になる。自然に空間認知能力を身につけているのだろう。

2008年8月15日金曜日

14 Aug.2008

世田谷美術館「建築がみる夢 石山修武と12の物語」を観る。

講演会では「編集的建築」「模倣のすすめ」など、惹かれる言葉が繰り返された。
オリジナリティは死んだ。いまの作家に残されているのは編集的な操作であり、それが若人の最も得意とする領域である。重要なことはその編集の要素として何を選びとるかということ。石山修武になるにはホームレスハウスに目を向け、ワッツタワーに感動し、宮崎駿の作品に学ぶ。選択する事物によって編集者としてのオリジナリティが発生する。
このような内容のことをスライドと笑いを交えながら淡々と語ってくれた。ベンヤミンの「翻訳者の使命」「模倣の能力について」を集約し、石山氏流の語り口で伝えてくれたように感じた。

ヴァルター・ベンヤミン「ベンヤミンコレクション1」を読み終える。

2008年8月11日月曜日

11 Aug.2008










コラージュ作品「News week series / 11 Aug.2008」制作

2008年8月10日日曜日

9 Aug.2008

なびす画廊「利部志穂展」(3回目)
ギャラリー間「グレン・マーカット展」(4回目)
21_21 DESIGN SIGHT「祈りの痕跡。展」を観る。

『祈りの〜」は全体的に胡散臭い雰囲気が漂っていたものの、思いがけないところで円空作『護法神』に出会えたことが収穫。

2008年8月7日木曜日

6 Aug.2008

東京国立博物館「対決 巨匠達の日本美術」を観る。

対決という明快なテーマのもと「真の美」が競演。
今まであまり関心の向かなかった日本美術への門戸を開いてくれる展示であった。

ヴァルター・ベンヤミン「ベンヤミンコレクション 2」を再読。

2008年8月3日日曜日

2 Aug.2008









コラージュ作品「News week series / 4 Aug.2008」制作

国立近代美術館「カルロ・ザウリ展」
なびす画廊「利部志穂展」
ギャラリー21+葉「諏訪未知展」
ギャラリーQ「山内幾郎展」
ギャラリーK「管野泰史展」
ギャラリー山口「水村綾子展」
ギャラリーなつか「斉藤里香展」
トーキョーワンダーサイト「塩川直子 永遠の昔日」を観る。

特に気になったのは「管野泰史展」と「塩川直子 永遠の昔日」。
前者は空間を意識しながら作品を設置している点が好印象。後者は過去のありふれた写真を見る角度によって反転させ、一瞬にして死の世界を感じさせてくれる彫刻的な平面作品であった。

2008年7月31日木曜日

29 Jul.2008









コラージュ作品「News week series / 28 Jul.2008」制作

イタロ・カルヴィーノ「カルヴィーノの文学講義 新たな千年紀のための六つのメモ」を読み終える。

なびす画廊「利部志穂 P」を観る。

緊張感に満ちた作品でありながら安らげる空間を創りだしていた。

2008年7月26日土曜日

26 Jul.2008

ワタリウム美術館「ファブリス・イベール たねを育てる展」を観る。

2008年7月25日金曜日

23 Jul.2008

平松剛「磯崎新の『都庁』 -戦後日本最大のコンペ- 」を読み終える。

内輪ネタからプチ建築史まで、内容の幅があり飽きることなく読むことが出来た。
専門家でなくても読み進められる一冊。 

2008年7月22日火曜日

21 Jul.2008

秋山画廊「伊東孝志 刻跡」を観る。

死の臭いの漂う作品ばかりが集まるのは何故だろうか。

20 Jul.2008

「崖の上のポニョ」を観る。

異常気象、生態系の変化、海面の上昇など、人類が直面している諸問題に対しての解決方法は『共生』である、という強いメッセージを備えた作品。
穏やかな笑いと神話的ファンタジーを織り交ぜているため年齢層を問わず楽しめる。
「不都合な真実」のようなストレートな伝え方も良いが、これからの人類を担う子供達へは届かない。
アニメーションでなければ出来ない斬新な表現だった。

2008年7月19日土曜日

19 Jul.2008










コラージュ作品「News week series / 21 Jul.2008」制作

2008年7月17日木曜日

17 Jul.2008

東京芸大美術館「バウハウス デッサウ展」を観る。

展示品の豊富さには感服したが入場1400円、カタログ3000円は高い。
どこぞの美術館のように展望台がついていれば納得。

ミラン・クンデラ「生は彼方に」を読み終える。

2008年7月8日火曜日

7 Jul.2008









コラージュ作品「News week series / 7 Jul.2008 / 14 Jul.2008」制作

5 Jul.2008

秋山画廊「遠藤利克 敷物-焼かれた言葉-」
GAギャラリー「GA INTERNATIONAL2008」
21_21 DESIGN SIGHT「XXI c. -21世紀人」を観る。

遠藤氏の作品の後では何を観ても弱さばかりが目立つ。

「21世紀の出会い 共鳴、ここ・から」を読み終える。

2008年7月2日水曜日

1 Jul.2008

平出隆「伊良子清白 日光抄」を読み終える。

2008年6月30日月曜日

29 Jun.2008









コラージュ作品「News week series / 30 Jun.2008」制作

森美術館「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展」を観る。

特に見入ってしまったのは90年代の作品。
作品の中に世紀末特有の緊張感や、新しい世紀への不安のようなものが渦巻いているように見えた。

2008年6月26日木曜日

24 Jun.2008

平出隆「伊良子清白 月光抄」を読み終える。

21 Jun.2008

GAギャラリー「GA INTERNATIONAL2008」を観る。

相変わらずの空虚感に苛まれ、良い意味で冷める。

帰りに渋谷駅を拝見。
吹き抜けとホームの関係は面白いが、『地球の卵』とはただの装飾か。
もはや何を語っても嘘にしか聞こえない。

2008年6月20日金曜日

20 Jun.2008









コラージュ作品「News week series / 23 Jun.2008」制作

西永良成「ミラン・クンデラの思想」を読み終える。

2008年6月18日水曜日

16 Jun.2008

秋山画廊「今井大介 蛇口、あるいは平行宇宙」を観る。

地下鉄開通で近くなった秋山画廊。
初陣展はまぎれもなく「彫刻」だった。

2008年6月15日日曜日

15 Jun.2008









コラージュ作品「News week series / 16 Jun.2008」制作

2008年6月13日金曜日

12 Jun.2008

ミラン・クンデラ「冗談」を読み終える。

何度も読み返したため、かなり時間がかかった。
錯綜する断片がある契機を境に急激に近づき、ふとした拍子に再び手の届かない場所まで離れていく。小さな欠片を丁寧に積み上げ、複雑な政治状況のもとでひとつの詩的な物語を紡ぎ出す姿勢には「柔らかなポストモダンの世界」というものを想像させる。

2008年6月8日日曜日

8 Jun.2008









コラージュ作品「News week series / 9 Jun.2008」制作

7 Jun.2008

詩人とともに小田原を攻める。
昼はだるまのチラシ、夜は田毎の蕎麦を堪能。
川崎長太郎の物置小屋を早く夫人に見せてあげたい。

その後、西麻布の洞窟で、探していた物を見つける。

4 Jun.2008

東京国立近代美術館「建築がうまれるとき ペーター・メルクリと青木淳」を観る。

国立美術館での建築展は、かなりの度胸が必要だったはず。
豊富な知識を持つキュレーターのまとめ方が際立っていた。
青木氏の模型はあくまでもプロセス。メルクリ氏のドローイングは建築に向けたプロセスでありながらも一つの作品として成立している。

2008年6月4日水曜日

3 Jun.2008

トキ・アートスペース「戸谷森 it's about that time」を観る。

同世代の作家の活躍をみると嬉しく、そして適度な焦燥感にかられる。

2008年6月3日火曜日

2 Jun.2008

秋山画廊「稲永寛 BEAUTIFUL WORLD PROJECT[S]」を観る。

短い時間ながら作家との対話を楽しめた。
見ている方向が限りなく近い。秋山画廊には刺激的な出会いが転がっている。

2008年6月1日日曜日

31 May.2008

ヴィンフリート・メニングハウス「敷居学 ベンヤミンの神話のパサージュ」を読み終える。

2008年5月31日土曜日

30 May.2008

ギャラリーときの忘れもの「細江英公写真展 ガウディへの讃歌」
シアターイメージフォーラム「コロッサル・ユース」を観る。

衝撃的な映像美に出会い、しばらくの間この余韻から抜け出られそうにない。

2008年5月27日火曜日

27 May.2008

中谷剛「アウシュヴィッツ博物館案内」を読み終える。

2008年5月24日土曜日

24 May.2008









コラージュ作品「News week series / 26 May.2008 / 2 Jun.2008」制作

ジョルジョ・アガンベン「例外状態」を読み終える。

2008年5月22日木曜日

21 May.2008

日本ホームズ住宅展示場「The House展」を観る。

作品点数が多いため、全てを観るのにかなりの労力を要する。
薄い作品群の中でもいくつか力強い作品に出会えて満足。
知人、久村氏の作品もその中の一つ。奥まった場所を上手く使いこなし、良い雰囲気の空間を創り出していた。

2008年5月19日月曜日

18 May.2008

東京都写真美術館「森山大道展」を観る。

2008年5月17日土曜日

16 May.2008









コラージュ作品「News week series / 19 May.2008」制作

ジョルジュ・ディディ・ユベルマン「イメージ、それでもなお」を読み終える。

2008年5月11日日曜日

10 May.2008









コラージュ作品「News week series / 12 May.2008」制作

サントリー美術館「ガレとジャポニスム」を観る。

2008年5月9日金曜日

7 May.2008

秋山画廊「増川寿一 胎動」を観る。
装置のパチンという音とともに生と死が錯綜する空間。
奥の壁に投射されている映像は生者/死者どちらからのメッセージだろうか。

2008年5月6日火曜日

6 May.2008

レベッカ・リシン「時の終わりへ メシアン・カルテットの物語」を読み終える。

5 May.2008









コラージュ作品「News week series / 5 May.2008」制作

水戸芸術館「宮島達男 Art in You」「飯田淑乃展」を観る。
程よい美術館と、程よい展示。充実した館内ガイドツアーと、全てを超越する「飯田淑乃」
時間が無く芸術館しか行けなかったが、満足させてくれた。

2008年5月3日土曜日

2 May.2008

ギャラリー間「杉本貴志展」を観る。

3Fと中庭の展示は良かったが、4Fの茶室はやりすぎな気がする。
デパートのレストラン街あたりにある噴水に見えた。

29 Apr.2008

田中純「都市の詩学」を読み終える。

2008年4月27日日曜日

25 Apr.2008

群馬県立近代美術館「磯崎新 七つの美術空間」「甦る美術館」を観る。

バス一台借り、アトリエ全員参加。
インスタレーションや原寸モック等を展示せず、ドローイングと模型だけでこれだけの大空間をもたせられる建築家は世界でも数人しかいないはず。
写真、図面、模型、そのどれもが作品として成立している。
同時に並べることで、CAD/CGの脆弱さを改めて見ることができた。

2008年4月22日火曜日

21 Apr.2008









コラージュ作品「News week series / 21 Apr.2008 / 28 Apr.2008」制作

2008年4月14日月曜日

13 Apr.2008









コラージュ作品「News week series / 14 Apr.2008」制作

ル・コルビュジエ「伽藍が白かったとき」を読み終える。

2008年4月7日月曜日

5 Apr.2008









コラージュ作品「News week series / 7 Apr.2008」制作

四谷ひろば「場所と思い出〜トンボの夢」を観る。
舞踏、詩、絵画の融合。

2008年4月5日土曜日

4 Apr.2008

東京都写真美術館「マリオ・ジャコメッリ展」「シュルレアリスムと写真」を観る。

映像的であり、詩的な、白と黒の世界。
展覧会カタログの多木氏の美しい文章とともに

2008年4月1日火曜日

31 Mar.2008









コラージュ作品「News week series / 31 Mar.2008」制作

川崎長太郎「夕映え」を読み終える。

2008年3月28日金曜日

27 Mar.2008

川崎長太郎「地下水」を読み終える。

2008年3月27日木曜日

24 Mar.2008

川崎長太郎「つゆ草」を読み終える。

2008年3月23日日曜日

22 Mar.2008









コラージュ作品「News week series / 24 Mar.2008」制作

2008年3月19日水曜日

18 Mar.2008

川崎長太郎「もぐら随筆」「抹香町/路傍」「鳳仙花」を再読。

2008年3月16日日曜日

16 Mar.2008

上野の森美術館「VOCA展」を観る。

プリーモ・レーヴィ「溺れるものと救われるもの」を読み終える。

15 Mar.2008









コラージュ作品「News week series / 17 Mar.2008」制作

2008年3月13日木曜日

10 Mar.2008









コラージュ作品「News week series / 10 Mar.2008」制作

9 Mar.2008

せんだいメディアテーク「卒業設計日本一決定戦」を観る。

学生の不器用さと力強さを併せ持ったいくつかの作品に出会えた。

2008年3月10日月曜日

8 Mar.2008

ヒルサイドテラス「トウキョウ建築コレクション」「小山登美夫ギャラリー」
モーダポリティカ「多摩美術大学環境デザイン学科卒業制作展」を観る。

コレクションでは、表現力は豊かなものの院生特有の思考の痕跡のようなものが見られず少々物足りなかった。
審査基準等を立て直さなければ「せんだい〜」となんら変わりのないものになってしまうだろう。

小山登美夫ギャラリーの湾曲するアクリルパーティションは、透明であるにも関わらず閉鎖的な空間を作り出していた。「実の透明性」には物質性が伴っていることを再認識。

「多摩美術大学〜」は展示の方法に難あり。作品は良いものが揃っているだけにもったいない。

2008年3月7日金曜日

5 Mar.2008

サントリー美術館「ロートレック展」を観る。

プリーモ・レーヴィ「アウシュヴィッツは終わらない」を読み終える。

2008年3月5日水曜日

4 Mar.2008

東京都庭園美術館「建築の記憶 -写真と建築の近現代-」を観る。

2008年3月2日日曜日

1 Mar.2008









コラージュ作品「News week series / 3 Mar.2008」制作

国立新美術館「五美大〜展」を観る。
時間が無かったため足早に眺めてみたが、数点惹かれるものがあった。特に後輩の「解体記念b」の前ではしばらく足を止めてしまった

2008年2月28日木曜日

27 Feb.2008

INAXギャラリー「杉山礼香展 -見えない本-」を観る。
作品だけでなく会場の空間構成なども含めて見応えのある展示だった。

プリーモ・レーヴィ「プリーモ・レーヴィは語る」を読み終える。

2008年2月24日日曜日

23 Feb.2008

東京都現代美術館「川俣正 通路」
秋山画廊「戸谷森 national nursery」を観る。

写真集等の印象とは違った。“通路”はそこにあるものであり、通り抜けるもの。設置にあたって重要なことは“必然的な場所性”。わざわざ美術館でやる必要性が感じられなかった。

2008年2月23日土曜日

22 Feb.2008









コラージュ作品「News week series / 25 Feb.2008」制作

2008年2月19日火曜日

17 Feb.2008

東京国立近代美術館「わたしいまめまいしたわ 〜現代美術にみる自己と他者〜」を観る。

テーマが明快で、素直に作品群の中に入り込むことができた。

プラトン「パイドロス」を読み終える。

2008年2月17日日曜日

16 Feb.2008

ギャラリー間「REALIZE 立脚中国展開世界 迫慶一郎/松原弘典」を観る。

心にひっかかるものが何もない展示。
ただ虚しさだけが、存在していた。

2008年2月15日金曜日

14 Feb.2008









コラージュ作品「News week series / 18 Feb.2008」制作

2008年2月14日木曜日

12 Feb.2008

プラトン「メノン」を読み終える。

2008年2月11日月曜日

9 Feb.2008

ギャラリーハシモト「青木野枝 彫刻展」
Gallery K「伊佐治雄悟 LENGTH」を観る。
青木野枝氏の作品は、接地しているにも関わらずまるで宙に漂っているかのようであり、それでいて軽々しい印象を与えない力強さがある。このような作品を前にすると、建築に逃げたくなる。

プラトン「パイドン」を読み終える。

2008年2月8日金曜日

7 Feb.2008









コラージュ作品「News week series / 11 Feb.2008」制作

秋山画廊「鈴木繭子 レント」を観る。
自身の内面には存在しない世界観を見せつけられた。

2008年2月6日水曜日

5 Feb.2008

プラトン「饗宴」を読み終える。

表参道画廊「利部志穂 家を持ち替える」を観る。
実家の解体現場において“創り続け、壊され続けた”模様を記録した映像と、新たに購入した部材で制作した数点の造形群。
新築の家に招かれたような、まだ誰のものでもない空間に足を踏み入れたような、言いようのない緊張感を持ちながらも妙な安らぎを感じる空間であった。

2008年2月3日日曜日

1 Feb.2008









コラージュ作品「News week series / 04 Feb.2008」制作

2008年1月31日木曜日

30 Jan.2008

作品の撮影を終える。
やはり写真家の存在は大きい。

プラトン「ゴルギアス」を読み終える。

2008年1月28日月曜日

27 Jan.2008









コラージュ作品「News week series / 28 Jan.2008」制作

ヒルサイドフォーラム「ハインツ テーザー建築展」を観る。
建築展とはいえどもやはり全力を注いでいる展覧会は観る価値がある。あまり予備知識がなかったため非常に刺激的だった。

世界は広く、建築は未だ生きている。

2008年1月23日水曜日

22 Jan.2008

プラトン「プロタゴラス」を読み終える。

21 Jan.2008














現在開催中の個展「想起 〜アドルフ・ロースへの手紙〜」の準備風景。

21日のオープニングには少人数ながらも建築家、彫刻家、オペラ歌手、詩人、母…と多種の人々が集まってくれた。

以下にテキストを掲載します。



我々が森の中を歩いていて、シャベルでもって長さ6フィート、幅3フィート程の大きさのピラミッドの形に土が盛られたものに出会ったとする。我々はそれを見て襟を正す気持ちに襲われる。そして、それは我々の心の中に語りかけてくる。「ここに誰か人が葬られている」と。これが建築なのだ。
                    アドルフ・ロース「建築について」(1908)

墓標のない墓は
その場所に“誰か”が眠っていることは語っても
“誰が”眠っているかは語らない。

何かを語ってはいるが、具体性を欠いている。
つまりその墓は、何らかの余白を宿している。

芸術と呼ばれる全てのものは
この“余白”を内包するために
存在しているのではないだろうか。

鑑賞者は
作品の創り出すその空虚な余白に
過去の記憶や体験を援用しながら
身体そのものを滑り込ませ
自身の物語を完成させ
新たな記憶の引き出しにしまう。

もはやそこには作家は存在せず
鑑賞者の紡ぎ出す物語だけが残るだろう。

その過程における想起とは
“語らない余白”を語るための、そして
“見えないもの”を見ようとするための
小さな契機にすぎない。