2007年12月31日月曜日

31 Dec.2007









コラージュ作品「News week series / 31 Dec.2007 / 7 Jan.2008」制作

2007年12月30日日曜日

29 Dec.2007

長谷川尭「神殿か獄舎か」
イタロ・カルヴィーノ「見えない都市」を読み終える。

磯崎新「建築家捜し」を再読。

2007年12月20日木曜日

19 Dec.2007









コラージュ作品「News week series / 24 Dec.2007」制作。

大宮勘一郎「ベンヤミンの通行路」を読み終える。

2007年12月18日火曜日

15/16 Dec.2007

東京藝大陳列館「益子義弘展 —住景—」を観る。
作品の内面に隠された幾何学的構成に溢れ出んばかりの知性を感じた。
内容のある建築展は見応えがある。

東京都現代美術館「SPACE FOR YOUR FUTURE−アートとデザインの遺伝子を組み替える」を観る。
真空状態の無菌室に放り込まれたような印象。そこでは声すら通らないため会話は成り立たず、ただ受信/傍観することだけが許される。
石上氏の作品「四角いふうせん」はその繊細なスケール感を評価するべきだろう。宗教性/神話性を兼ね備えたヴォリュームはギリシャの歴史都市・メテオラの風景を思い起こさせてくれた。

2007年12月16日日曜日

FMN













現在進行中『フィールド・ミュージアム・ネット』の概要を紹介します。


「IAA/多摩美術大学芸術人類学研究所には、所長の中沢新一の構想の下に、6部門が設けられています。そのうちのひとつが、「野外を行く詩学」で部門代表は詩人/文芸評論家の平出隆氏です。この「野外を行く詩学」 が行なう基幹プロジェクトが《フィールド・ミュージアム・ネット》です。

全国各地において、文学者の家や芸術家の家を保存する運動が展開されています。しかし、維持保存運動は、さまざまなむずかしい問題に直面します。それぞれ別々の、しかし同じタイプの困難に対して、FMNはひとつの方法を提案しています。ばらばらになっているものをひとつにつなぎ、そこに、研究会や講演会や展示会や音楽会など、一連の魅力的なプログラムを送り込むことです。」



『小田原の物置小屋』 川崎長太郎

・拠点紹介
小説の中の詳細な部屋の描写などをたよりに、川崎長太郎が長年住みつき、執筆していた物置小屋の復元を目指す。
物置小屋はトタンで四方の壁を作られ、雨の日には水漏れがひどく、ビール箱をひっくり返して机代わりにし、ローソクの灯りで読書をしたり、小説を書いたりしたという。現在この物置小屋は跡形もないが、復元を目指すことで川崎長太郎が小説に吹き込んだ魂を提示することが期待できる。


川崎長太郎(小説家)
川崎長太郎は1901年に神奈川県足柄郡小田原町(現在の小田原市)の魚商の家に生まれた小説家。
1980年に芸術選奨文部大臣賞を受賞。
10代後半から上京してアナーキズム系の社会派の詩を書いていたが、徳田秋声の影響を受けて私小説を
書くようになった。36才で小田原の実家に帰り、その後は海に近い実家の物置小屋で執筆をつづけた。
川崎長太郎の作家としての特徴は、私娼窟に材を採った「私小説」と、小田原の実家の物置小屋で執筆を
つづけたことだろう。作者自身の体験を強く小説に反映させる手法をとる私小説を通して、川崎長太郎は
素朴な生活のなか自足して生きることの豊かさを描き、特に抹番町物で1950年代大衆的な支持を得た。
最晩年まで私小説一筋に筆を執り、1985年に83才で逝去した。
著作に『路草』 『朽花』 『抹番町』 『伊豆の街道』 『夕映え』など。


興味を持った方はこちらを → http://www.wwalnuts.jp/fmn/

2007年12月14日金曜日

13 Dec.2007









コラージュ作品「News week series / 17 Dec.2007」制作。

2007年12月12日水曜日

11 Dec.2007

秋山画廊「祖母井郁 reversible」を観る。

カント「永遠平和のために/啓蒙とは何か」を読み終える。

2007年12月8日土曜日

08 Dec.2007









コラージュ作品「News week series / 10 Dec.2007」制作。

2007年12月4日火曜日

02 Dec.2007









コラージュ作品「News week series / 03 Dec.2007」制作。

サントリー美術館「鳥獣戯画がやってきた!」展を観る。

トニ・ネグリ「芸術とマルチチュード」を読み終える。

2007年11月28日水曜日

27 Nov.2007

磯崎新「磯崎新の発想法」を読み終える。

日暮里の養福寺にて「青木野枝 水のとどまるところ-Ⅲ」を観る。
紅葉した樹々、隣接する釣鐘、立ち並ぶ墓石などが作品を際立たせている。以前から当たり前のようにこの場所に設置されていたかのような不思議な光景。周囲の風景と合致した作品には観る者の根源的な感情を強く揺さぶる力が宿る。

2007年11月25日日曜日

25 Nov.2007

個展『想起』の制作を始める。

「ゲーテ詩集」を購入。

2007年11月24日土曜日

川崎長太郎の物置小屋

私小説家・川崎長太郎の作品中に数多く記されている「物置小屋」を現代に“移築”する計画のため小田原へ。

11:45 小田原着 陽ざしは暖かいが海からの風がやや冷たい。
12:00 長太郎行きつけの「だるま食堂」に入る。特急料金を節約したおかげで特上ちらしと清酒にありつく。
12:50 物置小屋跡に着く。道沿いに記念碑が建っており、堤防までは22〜25mほど。くるまがくれに見ることの出来ない海。バイパス下の通路からの眺望は、ダニ・カラヴァンによる『パサージュ』を連想させる。
13:30 かつての花街・抹香町を訪れる。全体的に整理されており舗装道路の下を川が流れている。数軒残っている建物のうちの一つに住み続ける金子さんに話を伺う。
14:30 石井さんの物置小屋を発見。公民館脇に住む石井さんに頼み、中を見せてもらう。小屋の大きさは二間二間。急な階段もある二階建てで、想像している物置小屋にかなり近い。
15:45 小田原文学館。再現された尾崎一雄の書斎を見て、少しだけ勇気が湧いてくる。
16:40 小田原発
18:15 新宿着

「ボードレール詩集」を読み終える。

トニ(アントニオ)・ネグり「芸術とマルチチュード」、磯崎新「磯崎新の発想法」を購入。

23 Nov.2007









コラージュ作品「News week series / 26 Nov.2007」制作。

フェルナンド・ペソア「ペソアと歩くリスボン」を読み終える。
ポルトガルの詩人による美しい観光案内書。一冊の中にリスボンの街の全てが詰め込まれている。

2007年11月20日火曜日

20 Nov.2007

恩師YI氏と会談。
約二年ぶりに話し、二年前と同じ光景が広がる。

施主TH氏と会談。
かねてから追っている“文系の建築”の手がかりを“移築”の中に見出す。
現在進行中の「川崎長太郎の物置き小屋計画」が大きく前進/後退。
“手負いのWolseley”で駅まで送ってもらい、車のおもしろさを実感する。

アルフォンソ・リンギス「信頼」を読み終える。

コラージュ制作のため「News week」を購入。

2007年11月19日月曜日

19 Nov.2007

GA gallery 「GA JAPAN 2007」
秋山画廊「多和英子 Weldingー水のように 風のように 山のように」を観る。
この場所に来るといつも一流建築家達の“展示”への無頓着さに呆れ果て、彫刻家のつくる“実物の迫力”に圧倒される。

秋山画廊での個展の日取りが1月21日(月)〜2月2日(土)に決まる。
代々木、原宿、千駄ヶ谷の中間に位置するこの地は、美術画廊、建築ギャラリー、デザインスクールが集まっているにも関わらず、互いに繋がりを持つことはほとんど無い。まるで我が母校の縮図のようで居心地の良い場所である。

コラージュ作品「Journalism」制作。

フェルナンド・ペソア「ペソアと歩くリスボン」を購入。

2007年11月18日日曜日

移築家

・移築とは

現存する建築物をそのまま別の場所に移すこと

各々の持つ心象風景を汲み取って実体化すること

文学や音楽等に含まれる“虚像”を“実像”に転換すること

過去/現在の出来事から必然的形態を導き出すこと

死者の声を聞き取り、生きたカタチにすること


・移築家とは

建築家 彫刻家 翻訳家 歴史家 夢想家 を合わせた職業です

2007年11月17日土曜日

atelier Ichiku

15 Nov.2007
TH氏の助言により“移築家”として活動を開始

16 Nov.2007
「atelier Ichiku」を設立