2008年8月15日金曜日

14 Aug.2008

世田谷美術館「建築がみる夢 石山修武と12の物語」を観る。

講演会では「編集的建築」「模倣のすすめ」など、惹かれる言葉が繰り返された。
オリジナリティは死んだ。いまの作家に残されているのは編集的な操作であり、それが若人の最も得意とする領域である。重要なことはその編集の要素として何を選びとるかということ。石山修武になるにはホームレスハウスに目を向け、ワッツタワーに感動し、宮崎駿の作品に学ぶ。選択する事物によって編集者としてのオリジナリティが発生する。
このような内容のことをスライドと笑いを交えながら淡々と語ってくれた。ベンヤミンの「翻訳者の使命」「模倣の能力について」を集約し、石山氏流の語り口で伝えてくれたように感じた。

ヴァルター・ベンヤミン「ベンヤミンコレクション1」を読み終える。

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