2008年8月30日土曜日

27 Aug.2008

学生日本二位の作家と会談する。
彼女の作品から溢れ出てくるものは「私性」という名の「小さな社会性」
作品の性質と彼女の性格を珍しがり、現代っ子的な見方をしている人も多いようだが、まぎれもなく古いタイプの作家だと思った。
次のステップへの前進、または後進を楽しみにしている。

2008年8月29日金曜日

26 Aug.2008

ルイス・カーン「ルイス・カーン建築論集」を読み終える。

輸入元の会社が倒産したために、昨年より続く連作「News week series」の題材であるNews weekがなかなか手に入らない。
作品が止まることに恐怖を覚える日々を送っている。

2008年8月26日火曜日

24 Aug.2008

原美術館「アートスコープ2007/2008-存在を見つめて-」を観る。

展示の前にレストランに入りワイン一本を空ける。
ほろ酔いで観るのがちょうど良い作品だった。

2008年8月22日金曜日

21 Aug.2008

アルド・ロッシ「アルド・ロッシ自伝」を読み終える。

20 Aug.2008

ギャラリー間「卒業設計日本一展 2008」を観る。

オープニングでの目的は日本二位の作者との対話。
短い時間ながらも期待通りの面白さ。心底楽しめた。

2008年8月21日木曜日

19 Aug.2008

東京都庭園美術館「船越桂 夏の邸宅」を観る。

ホワイトキューブの在り方を問う展示。
豊穣で有機的な空間を生成する、作品と場所の相互関係には「住居としての美術館、住人としての作品」という言葉があてはまる。
昨年、NOAビルのギャラリーで観た展示同様、何度でも足を運びたくなる「100点」の空間であった。

2008年8月17日日曜日

16 Aug.2008









コラージュ作品「News week series / 18 Aug.2008 / 25 Aug.2008」制作

世田谷美術館「建築がみる夢 石山修武と12の物語」(2回目)
秋山画廊「鈴木繭子 ライト」を観る。

彼女の作品における空白の使い方は建築の参考になる。自然に空間認知能力を身につけているのだろう。

2008年8月15日金曜日

14 Aug.2008

世田谷美術館「建築がみる夢 石山修武と12の物語」を観る。

講演会では「編集的建築」「模倣のすすめ」など、惹かれる言葉が繰り返された。
オリジナリティは死んだ。いまの作家に残されているのは編集的な操作であり、それが若人の最も得意とする領域である。重要なことはその編集の要素として何を選びとるかということ。石山修武になるにはホームレスハウスに目を向け、ワッツタワーに感動し、宮崎駿の作品に学ぶ。選択する事物によって編集者としてのオリジナリティが発生する。
このような内容のことをスライドと笑いを交えながら淡々と語ってくれた。ベンヤミンの「翻訳者の使命」「模倣の能力について」を集約し、石山氏流の語り口で伝えてくれたように感じた。

ヴァルター・ベンヤミン「ベンヤミンコレクション1」を読み終える。

2008年8月11日月曜日

11 Aug.2008










コラージュ作品「News week series / 11 Aug.2008」制作

2008年8月10日日曜日

9 Aug.2008

なびす画廊「利部志穂展」(3回目)
ギャラリー間「グレン・マーカット展」(4回目)
21_21 DESIGN SIGHT「祈りの痕跡。展」を観る。

『祈りの〜」は全体的に胡散臭い雰囲気が漂っていたものの、思いがけないところで円空作『護法神』に出会えたことが収穫。

2008年8月7日木曜日

6 Aug.2008

東京国立博物館「対決 巨匠達の日本美術」を観る。

対決という明快なテーマのもと「真の美」が競演。
今まであまり関心の向かなかった日本美術への門戸を開いてくれる展示であった。

ヴァルター・ベンヤミン「ベンヤミンコレクション 2」を再読。

2008年8月3日日曜日

2 Aug.2008









コラージュ作品「News week series / 4 Aug.2008」制作

国立近代美術館「カルロ・ザウリ展」
なびす画廊「利部志穂展」
ギャラリー21+葉「諏訪未知展」
ギャラリーQ「山内幾郎展」
ギャラリーK「管野泰史展」
ギャラリー山口「水村綾子展」
ギャラリーなつか「斉藤里香展」
トーキョーワンダーサイト「塩川直子 永遠の昔日」を観る。

特に気になったのは「管野泰史展」と「塩川直子 永遠の昔日」。
前者は空間を意識しながら作品を設置している点が好印象。後者は過去のありふれた写真を見る角度によって反転させ、一瞬にして死の世界を感じさせてくれる彫刻的な平面作品であった。