2007年12月18日火曜日

15/16 Dec.2007

東京藝大陳列館「益子義弘展 —住景—」を観る。
作品の内面に隠された幾何学的構成に溢れ出んばかりの知性を感じた。
内容のある建築展は見応えがある。

東京都現代美術館「SPACE FOR YOUR FUTURE−アートとデザインの遺伝子を組み替える」を観る。
真空状態の無菌室に放り込まれたような印象。そこでは声すら通らないため会話は成り立たず、ただ受信/傍観することだけが許される。
石上氏の作品「四角いふうせん」はその繊細なスケール感を評価するべきだろう。宗教性/神話性を兼ね備えたヴォリュームはギリシャの歴史都市・メテオラの風景を思い起こさせてくれた。

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