2007年11月24日土曜日

川崎長太郎の物置小屋

私小説家・川崎長太郎の作品中に数多く記されている「物置小屋」を現代に“移築”する計画のため小田原へ。

11:45 小田原着 陽ざしは暖かいが海からの風がやや冷たい。
12:00 長太郎行きつけの「だるま食堂」に入る。特急料金を節約したおかげで特上ちらしと清酒にありつく。
12:50 物置小屋跡に着く。道沿いに記念碑が建っており、堤防までは22〜25mほど。くるまがくれに見ることの出来ない海。バイパス下の通路からの眺望は、ダニ・カラヴァンによる『パサージュ』を連想させる。
13:30 かつての花街・抹香町を訪れる。全体的に整理されており舗装道路の下を川が流れている。数軒残っている建物のうちの一つに住み続ける金子さんに話を伺う。
14:30 石井さんの物置小屋を発見。公民館脇に住む石井さんに頼み、中を見せてもらう。小屋の大きさは二間二間。急な階段もある二階建てで、想像している物置小屋にかなり近い。
15:45 小田原文学館。再現された尾崎一雄の書斎を見て、少しだけ勇気が湧いてくる。
16:40 小田原発
18:15 新宿着

「ボードレール詩集」を読み終える。

トニ(アントニオ)・ネグり「芸術とマルチチュード」、磯崎新「磯崎新の発想法」を購入。

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